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ファンタージエン 秘密の図書館 一言感想:【書き手のほうが楽しそう(笑)】 はてしない物語のオマージュとして書かれたシリーズの第一作。 私にとって「はてしない物語」は、「ナルニア国物語」と並んで子供の頃のバイブルでした。バイブルってのも変かな。あえて言うなら、「現在の私を作っている構成要素の一部」かな。抜けたら今の私にはならなかった。そういうモノのひとつです。 私は当時から、「ファンタジー」はあまり好きじゃないのかも、好きなのは「おとぎ話」なのかも、と思っていたのですが、心底こういう、「あっちの世界にまぎれこむ」話が好きでした。比喩に出すのもあれなのですが、「指輪物語」は、あまりに精緻に完成された箱庭の話で、つけいる隙がなくて苦手だったんですよね。(実際当時はどうしても読めなくて、結局映画見てからようやく読んだ) 普通の子供がおとぎの世界に紛れ込み、おとぎの世界の力ある息吹に触れて、こっちの世界では想像も出来ないような活躍を可能にする。そして、こっちの世界に帰ってきた時には、あっちの世界の何も持ち帰れないけど、心の中が少しだけ成長してる…これが好き! そうした私に、この「秘密の図書館」は、ツボがわかってるなぁ♪とかなりご機嫌になれる切り口でした。さすが第一作に据えられただけあるなぁ、と。ぶっちゃけプロの作家が本気出した同人誌ですからね(笑)でもって「はてしない物語」に手を出すような子供は本好きだってこともわかってるな、と。グッズや世界設定を借りたまま、よくもまぁこんなオリジナリティを、と、感心しきりで読んでました。この作家の他の作品、読んでみたくなりましたもの。楽しそうにお話を書く作家さんだなぁ、と。 ルックスとノックスの設定が妙に好みでした。意味もなくカッコイイ♪おとぎ話はこうじゃなくちゃ、と、なかなかいい気分にしてもらえた一作でした。次は「愚者の王」だ♪
by suz_suz
| 2006-03-28 00:47
| 読書
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