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暗黒館の殺人 読了。 興味深いという意味では面白かったけど、楽しかったという意味では面白くなかった。 (以下ネタバレ風味) 私は、「探偵小説」は好きなのだけれど、「ミステリー」は好きくないということを思い知らされた一品でした。 「ミステリー」だと、その語彙そのままに、「ナゾ」という点に焦点は絞られてしまう。その謎は物理的だろうが神秘的だろうが超常的だろうが、「ミステリー」のくくりになってしまうことが果てしなく不満です。 この物語に関して言うなら、もう「視点」のうっとおしさに尽きる。ミステリーであれば範囲内なのはわかるのです。「視点」に再三指摘されずとも、物語中の「違和感」にはかなり早い時期から違和感を感じていました。しかし、その違和感が、どこに展開してゆくものなのかのヒントがまるでない。(私は寸前までタイムスリップがその「ミステリー」と思っていた)しかし違った。納得できる形ならいい。でも、静の最期の説明がないと、殺人の動機はわかんないじゃん!それってフェアじゃないじゃん!と、怒り狂ってしまったんでした。折角苦手なダウン系文章読んでたっていうのにぃぃぃぃ。 この殺人の動機が好きじゃなかった、という点も割り引くべきとは思いますが。本人志望の安楽死は肯定するけど、行為者の自己正当化嫌いだし。エナミ君がコナン君とか呼ばれる時点で苛立ち倍増だし。うがー。 中村青司のナゾに言及した一作、という意味ではおもしろい作品だったんですけどね。往年の館シリーズをさくさく読んでた身としては、全部のエピソード覚えてないようがー! …だったのは否定しません(苦笑)
by suz_suz
| 2004-11-17 22:59
| 読書
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